1 人でクロアチア〜スロベニア〜イタリアあたりに約 10 日間滞在してきた記録のまとめ。旅の準備、現地での生活、撮影した写真、かかったお金など。誰かの参考になればと思ってまとめてみました。
準備
とりあえずクロアチアとイタリアあたりに行きたいなと思っていたので、クロアチア南部から北上してイタリア入って、ミラノあたりから帰ればいいかなという大雑把な計画を立てました。(もはや計画と言えなそうですが^^;)
航空券はもちろんskygateで検索(笑)ステマとか言われかねないですが、正直なところ色々な航空券サイトの中で一番使いやすいんじゃないかと思います。最初は東京からドゥブロヴニクで探していましたが、あまり安い航空券がヒットしなかったので、方針を変更。ドゥブロヴニクへの便があるフランクフルト空港までの航空券を探したらうまくいきました。結局、お値段の安さとスターアライアンス系のマイルが貯まるということで、中華国際航空に決定。
- 中華国際航空
- 往路 東京→北京→フランクフルト
- 復路 ミラノ→上海→東京
- 78,000 yen(燃油サーチャージ込)
さらにフランクフルトから、クロアチアへの航空券を予約するために、skyscanner を利用しました。これは格安航空券の比較サイトで、世界中の格安航空券を探せる超便利サイトです。スカイゲートと比較するために利用してみましたが、こちらは問い合わせなどを英語で行う必要があるので、スカイゲートより若干敷居が高いのかなと思いました。(問い合わせしないなら関係ありませんが)
- クロアチア航空
- フランクフルト→ドゥブロヴニク
- 216 euro (燃油サーチャージ込)
カバンは karrimor の airport pro 40R を選びました。これは国際線で機内に持ち込めるサイズな上に、キャリーとしてもバックパックとしても使え、さらに着脱式のデイパックも付いているので、本体をホテルに置いて、デイパックで出かけることができて、役立ちました。
衣服はダウンジャケット、セーター、シャツ、ジーンズを毎日着て、その下に着ているヒートテックとパンツ、靴下を洗濯しながら過ごしていました。あまり綺麗とは言えないですが、冬で汗もあまりかかないので気になることはありませんでした。 荷物の大半はガジェット類。MacbookAir はもちろんバックアップ用の HDD、モバイルブースター、一眼レフ+レンズ 2 本+三脚など、フル装備。海外で利用できる WiFi ルータの MiFi もレンタルしていきました。ヨーロッパであればヨーロッパ周遊プランがあり、対応国ならどこでも定額で使えて非常に便利でした。値段はソフトバンクの海外パケ放題と同じ程度でした。
海外旅行に一人で行くの初めてだったので、最初は様子見で 40 euro くらいのビジネスホテルに宿泊していましたが、途中から方針を変えて ~20 euro くらいのドミトリーに泊まるようにしました。危ないと感じることもなかったし、ベッドに入ると5分くらいで寝れる特技を持ってるので、ほかの人が気になることもなく、かなり快適に過ごすことができました。
泊まる場所の探し方ですが、自分にとっては WiFi が利用できるかどうかがかなり死活問題だったので、information desk などで紹介してもらうのでなく、hostelworld や booking.com で WiFi が使える宿泊場所を安い順に見ていき、レビューが悪くなければそこに決めるという方針で、宿泊する前日や当日に予約していました。その結果、一度もハズレを引くことはなかったので、この方法は結構オススメです。
食事についてはドミトリーの受付やターミナルの辺りにいる客引きみたいな地元人にオススメのレストランを聞いて、そこに行くようにしていました。前にローマ行ったときに適当にレストラン選んでたら大失敗したのですが、さすがに地元の人に聞くと失敗することはありませんでした。
言葉については、クロアチアでもイタリアでも英語が通じたので旅行中に困ることはほとんどありませんでした。ラングリッチと Gaba のレッスンの効果があったのか、前に海外旅行に行った時より遥かに英会話ができるようになっていて、自分でもビックリしました。ホテルに電話して部屋が空いてるか聞いたり、受付に誰もいないので電話で呼び出すみたいなこともやってみれば案外余裕でした。ただ、旅先で仲良くなった人ともうちょっと深い話しようとすると、単語が出て来なかったり、聞き取れてないところがあったりして、「もうちょっと喋れれば、もっと仲良くなれるんだろうな」と思う場面が何度もあって、もっと本腰入れて英語やらねばと思う機会は多かったです。
行ったところ
羽田、北京、フランクフルト、ドゥブロヴニクと飛行機を乗り継いてクロアチアに入国。ドゥブロヴニクからスプリット、プリトヴィツェ、ザグレブとクロアチアをバスで北上し、ザグレブから電車でスロベニアに入国して首都のリュブリャナへ。リュブリャナからは電車でオーストリアのフィラハに行き、そこからバスでイタリアへ入国してベネツィアに1泊。ベネツィアからは電車でミラノへ行き、ミラノに数日滞在。最後はミラノのマルペンサ空港から上海経由で成田に帰国というルートでした。
ドゥブロヴニク
「アドリア海の真珠」と呼ばれてるだけあって、旧市街とアドリア海はほんとに美しく、調子に乗ってずっとシャッターを切っていました。
スプリット
クロアチア第二の都市。港町だけあって魚介類を活かした料理がとても美味しかったです。
プリトヴィツェ国立公園
水の透明さが尋常じゃなく、とても神秘的な場所。冬で湖面が氷っていたのがかなり残念だったので、ここは夏にもう一度来たいと思ってます。
ザグレブ
クロアチアの首都だけあって活気がすごかったです。日本人が珍しいのかすごく話しかけられることが多かった。泊まってるホステルのバーでなぜかザグレブの女子大生2人組と仲良くなって騒いだのがいい思い出。
リュブリャナ
スロベニアの首都。この三本橋が有名。見所は多くないが洗練された素敵な街。一人旅してる慶應生に会ってさすが慶應だなと改めて感じました。
ベネツィア
ユースホステルで一緒だった人たちがみんないい人でとても楽しかった。日本人の野郎 4 人でゴンドラに乗ったり、エストニア美人と夜のベネチアを散歩したり、アフガニスタン出身のユースホステルの使用人とアーセナルの試合を見たり、楽しい思い出がたくさん。
チンクエテッレ
ジェノアから電車で1時間くらいの辺境の地。ベネツィアで会った人がいいと言っていたのでなんとなく行ってみて、ぼーっと海を眺めていたら終電を逃しかけてかなり焦りました。
ミラノ
サンシーロでのチャンピオンズリーグ、最後の晩餐、ドゥオモとミラノで楽しめるものは、ほとんど見ることができて大満足。サンシーロの雰囲気がすごすぎて、アンセムを生で聞いたときは思わず涙腺が緩んでしまいました。
ここに載せた写真以外も Flickr にアップしているので、お時間あればぜひ覗いてみたください。
旅にかかったお金
参考までにどのくらいのお金がかかるかをまとめてみました。11 泊 13 日で約 21 万円ほど使いました。こう見ると、MiFi の出費がかなり大きかったので、後から考えるとホテルの WiFi で済ませてもよかったかなと思います。
- 航空券
- 100,000 円
- 交通費 (バス、鉄道、地下鉄)
- 25,000 円
- 宿泊費 (11泊)
- 24,000 円
- 旅行保険
- 8,000 円
- MiFi (レンタル14日+あんしんパック)
- 28,000 円
- 入場料など
- 9,000 円
- 食費 (多めに見積もって 1 日 2000 円 x 11)
- 22,000 円
まとめ
一人旅って自由で気楽だけど寂しいものなのかと思っていましたが、実際に行ってみると現地で色んな人に出会うことができ、寂しいと思うことは一度もありませんでした。むしろ、同じような旅してる日本人はもちろん、ホステルの受付の人や現地の大学生なんかとも仲良くなることができたことが、世界遺産の美しい景色にも勝るほどのいい思い出になっています。
行く前は不安なこともあり、行ってからも様々なトラブルに巻き込まれたりもしましたが、大抵はなんとかなるし、むしろその経験が自分をより成長させてくれているような気もするので、一人旅ほんとにオススメです。もし、「なんとなく興味は持ってるけど行ったことない」という人がいたら是非とも行ってみるべきだと思うので、何か聞きたいことがあれば遠慮なく聞いてください。浅い知識しかありませんが、全力でサポートします(笑)